ピロリ菌をやっつけよう!

秀壮会クリニックでは、「ピロリ菌検査」と「ピロリ菌除菌療法」を実施しています。ただの胃炎だと思っていたものが、もしかするとピロリ菌の仕業かもしれません。「おかしいな」と感じたら、当クリニックまでお気軽にご相談ください。

ピロリ菌感染の長期経過

『ピロリ菌』最近では、この名前を聞いたことがないという方は少ないと思います。
正式名称は【ヘリコバクター・ピロリ菌】といい、胃の粘膜に生息する菌で、感染すると炎症が起こります。感染が長く続くと胃粘膜の感染部位は広がっていき、やがて胃粘膜全体に広がり慢性胃炎となります。この慢性胃炎をヘリコバクター・ピロリ感染胃炎と呼びます。
ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎が元となり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、または萎縮性胃炎を引き起こし、その一部は胃がんに進展していきますが、ピロリ菌の除菌が成功すると症状は改善します。

ピロリ菌感染の長期経過

ピロリ菌の検査

ピロリ菌の検査は患者様の症状に合わせて下記のような方法でおこないます。

内視鏡検査
→ 内視鏡(胃カメラ)で胃粘膜を採取して調べます。
血液検査(血清抗体測定法)
→ 採血をしてピロリ菌の抗体の有無を調べます。
尿素呼気試験
→ 診断薬を服用し、服用前後の呼気を袋に集めて調べます。
便中抗原測定
→ 便を採取して調べます。
ABC検診
→ 血液検査。上部消化管に特に自覚症状がない場合、この検診をお勧めします。
ピロリ菌の診断と治療の流れ

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ピロリ菌除菌療法の注意点

確実にピロリ菌を除菌するために、指示されたお薬は必ず服用してください。(1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」の3剤を同時に1日2回、7日間服用します)
お薬の服用を患者様ご自身の判断で中止すると除菌に失敗し、治療薬に耐性をもったピロリ菌があらわれることがあります。
(※耐性とは、お薬に対して細菌が抵抗性を示すようになり、その薬が効きにくくなることをいいます。)
すべての治療が終了し4週間以上経過した後、ピロリ菌が除菌できているかどうかの検査を必ず受けてください。
なお、副作用があらわれたと思ったら、主治医または薬剤師に相談してください。二次除菌療法の間は、アルコールの摂取(飲酒)を避けてください。

菌療法の副作用

これまでに除菌療法の主な副作用として以下の事柄が報告されています。
また、これらの副作用は除菌療法を受けた患者様すべてに必ずあらわれるわけではありません。

  • 【軟便・下痢】 便がゆるくなったり、下痢を起こしたりすることがあります。
  • 【味覚異常】 食べ物の味をおかしいと感じたり、にが味や金属のような味を感じたりすることがあります。
  • 【AST(GOT)の変動、ALT(GPT)の変動】 肝臓の機能を表す検査値が変動することがあります。
  • 【アレルギー反応】 発疹やかゆみがあらわれることがあります。

もしも副作用があらわれたら

軟便や下痢・味覚異常、あるいは発疹やかゆみなどの副作用症状がみられた場合には、症状に応じて次のように対処してください。

【軟便・軽い下痢または味覚異常の場合】
自分の判断で服用する量や回数を減らしたりせずに、最後まで(7日間)残りの薬の服用を続けてください。
ただし、服用を続けているうちに下痢や味覚異常がひどくなった場合には我慢せず、主治医または薬剤師に相談してください。
【発熱・腹痛を伴う下痢・便に血が混ざっている場合、あるいは発疹やかゆみがあらわれた場合】
このような場合には直ちに薬の服用を中止して、主治医または薬剤師に連絡してください。

除菌療法が終了した後に生じる問題点

ピロリ菌の除菌が成功した患者様のうち、少数の方に逆流性食道炎が報告されています。
これらはピロリ菌の除菌によって、低下していた胃酸の分泌が正常に戻ったために一時的に起こると考えられており、いずれも症状は軽微、あるいは無症状の場合が多く、治療が必要となるケースはまれです。気になる場合には主治医までご相談ください。

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